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のんびりtime♪

伊勢神宮


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                                 五十鈴川です。


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伊勢神宮、内宮の宇治橋は、長さ101.8m、巾8.42mの檜造りの橋で、五十鈴川にかかっています。
俗界と聖界との掛け橋といわれ、この橋を渡るとそこはまさに神域。身も心も引き締まります。
昨年11月に架け替えられたばかりの宇治橋、思わず何度もさすってしまいました。。。

当初は宇治橋も式年遷宮の年に掛け替えられていたそうです。しかし、昭和24年の第59回式年遷宮が戦争の為遅れた際、「せめて宇治橋だけでも」と架け替えられ、それ以後は式年遷宮の4年前に掛け替えられているとのこと。

     遷宮(せんぐう)とは・・・神社の正殿を造営・修理する際や、正殿を新たに建てた場合に、御神体を遷すことです。式年とは定められた年という意味で、伊勢神宮では20年に一度行われます。第1回の式年遷宮が内宮で行われたのは、持統天皇4年(690)のことです。それから1300年にわたって続けられ、昭和48年に第60回、平成5年には第61回が行われ、平成25年に第62回を予定しているとのこと。

伊勢神宮には、太陽を神格化した天照大御神(あまてらすおおみかみ)を祀る皇大神宮(こうたいじんぐう)と、衣食住の守り神である豊受大御神(とようけのおおみかみ)を祀る豊受大神宮(とようけだいじんぐう)の二つの御正宮が存在し、通常は、皇大神宮を内宮(ないくう)と呼び、豊受大神宮を外宮(げくう)と呼んでいます。

本来は先ず外宮を訪れてから、内宮に参拝するのが正しい方法とされているとのことで、先に外宮をお参りしてからバスで内宮に向かいました。時間があれば(結構距離はありそうですが)歩いてみてもよかったかなと思いました。そうそう、お参り前の腹ごしらえで「伊勢うどん」もいただきましたよ。
楠の大木の杜でたくさんの気をいただき、身も心も清められたような気がしました。


      今回、外宮と内宮をお参りして学んだことは、千木(ちぎ)と鰹木(かつおぎ)・・・

千木は屋根の両端で交叉させた木であり、鰹木は屋根の上に棟に直角になるように何本か平行して並べた木のことです。どちらも元々は上流階級の邸宅にも用いられていたが、今日では神社にのみ用いられ、神社建築の象徴のようになっています。

【千木】は古代、屋根を作るときに木材2本を交叉させて結びつけ、先端を切り揃えずにそのままにした名残りと見られ、千木・鰹木ともに元々は建物の補強のためのものであったと考えられています。
【鰹木】は、形が鰹節に似ていることが名前の由来であると云われています。

男神の社は千木を外削ぎ(先端を地面に対して垂直に削る)に、女神の社は内削ぎ(水平に削る)に、他の神社でもこれに倣っているものが多く、また鰹木の数は、奇数は陽数・偶数は陰数とされ、それぞれ男神・女神の社に見られるそうです。

ただし、伊勢神宮の場合、内宮の祭神天照坐皇大御神、外宮の祭神豊受大御神とともに主祭神が女神であるのにもかかわらず、内宮では千木・鰹木が内削ぎ・10本、外宮は外削ぎ・9本だそうです。



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by mame-nyanne | 2010-01-24 16:35 |