庭の話 その9
ドイツに伝わる悲話があるそうです。
中世の騎士ルドルフは、ドナウ川の岸辺に咲くこの花を
恋人ベルタのために摘もうと岸を降りましたが
誤って川の流れに飲み込まれてしまいました。
ルドルフは最後の力を尽くして花を岸に投げ
「Vergiss-mein-nicht!(僕を忘れないで)」
という言葉を残してこの世を去ったそうです。
残されたベルタはルドルフの墓にその花を供え、
彼の最期の言葉を花の名にしました。
英名もその直訳の
「Forget-me-not」ですね。
日本では、明治時代に初めて「勿忘草」「忘れな草」と訳されました。
忘れないでね・・・
今年は途絶えてしまったと思っていたら
ユキヤナギの下に
ひっそりと咲いてました♪
by mame-nyanne
| 2008-04-28 01:00
| 庭の話