のんびりtime♪

カテゴリ:美術館・博物館めぐり( 7 )

「舟越桂氏 自作を語る」

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                             *長い休止符*

                 舟越桂さんの作品の中でも特に気に入っている作品です。
                 先日、愛知県小牧市のメナード美術館において

                 「舟越桂氏 自作を語る」という

                 講演会があったので、このチャンスを逃すまいとばかり母と出かけました。

                 ジーンズにジャケット、眼鏡姿にもうひとつ眼鏡を首から提げた舟越氏は
                 素朴で照れ屋で気さくな感じで、作品からイメージした方とは少し異なっていました。

                 画像を見ながらひとつひとつ丁寧に説明してくださり、不思議で素敵な
                 舟越桂さんの世界を十分に楽しむことができました。

                 なぜ作品の顔が少し小さいか
                 外斜視気味で遠くを見つめる瞳の秘密
                 なぜ顔の後ろに顔があるのか
                 なぜ肩から手がでているのか
                 
                 耳の長いスフィンクスのイメージが固まったとき大喜びされた話
                 イラク戦争時に発表した戦争を見るスフィンクスの怒りと悲しみの表情について
                 
                 首と胴体をくっつける作業について事細かな説明があったり
                 作品の搬入時、作品の指が折れた時、顔で笑って心で怒った話^^もあり

                 そして、文学的な素敵なタイトルについても説明

                    風をためて~積んである読みかけの本のように~森へ行く日
                    消えない水滴~砂と街と~支えられた記憶~教会とカフェ
                    午後にはカンターグローブにいる~言葉の降る森~午後の青
                    届いた言葉の数~届かなかった言葉の数~本の中の水路
                    音のない水~山と月の間~支えられた記憶~点の中の距離・・・

                 タイトルについては3パターンあるそうです。
                    1.作品が考えていることを想像して・・・
                    2.自分が考えている人間の言葉
                    3.モデル自身と話をしてモデルの人の人生に関わる言葉
                    どのタイトルも、作品の説明そのものにならないよう気をつけているそうです。


                 兎に角、ここまで詳しくお話をされていいのでしょうかというくらい
                 いろんなお話をしてくださりました。

                 私は舟越さんの作品は実際には2つしか見たことがないのですが
                  (「長い休止符」と「肩で眠る月」)
                 いつか作品展に行くのがとても楽しみです。

                 
                 舟越桂氏オフィシャルサイトはこちら

                               
                       
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                            *肩で眠る月*

そして「長い休止符」についてのお話ですが
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by mame-nyanne | 2010-10-12 23:11 | 美術館・博物館めぐり

ムーミン展

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「コドモの君もコドモだった私も。。。」このキャッチコピー、いいですね。
シルバーウィークの最終日に行ってきたムーミン展。

ムーミン全9話の中から、タンペレ市立美術館・ムーミン谷博物館が所蔵する
トーベ・ヤンソンさんのムーミンオリジナル原画、スケッチなど約180点と
ムーミン谷博物館に展示され、今まで門外不出であったムーミンの立体模型(日本初公開)などが
おかざき世界こども美術館において展示されています。

5×10㎝程のペンで描いた可愛くて小さな原画もたくさんあり、丁寧に描かれた温かい絵を見ているうちに
ちょっといたずらっこそうに微笑むトーベヤンソンさんに会えたような気がしました。
う~ん、ヤンソン姉弟による世界にずっと浸っていたかったな。。。

*お土産コーナー*は・・・可愛いものがいっぱいありすぎて危険。
小物、お菓子、フィンランド語の絵本、ポストカードetc。以前諦めたニョロニョロのトングですが、
今回も諦めて、本にしました。図録や買いそびれていた芸術新潮のバックナンバー等
本中心になりましたけど。娘達もかなりの時間迷いながら、お気に入りをgetできてゴキゲンでした。

つづき
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by mame-nyanne | 2009-09-26 17:55 | 美術館・博物館めぐり

Andrew Wyeth 展

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愛知県美術館でアンドリュー・ワイエス展(1月4日~3月8日)が開催中です。
近いうちに行こうと思っていたら
1月17日付の朝刊で訃報ニュースが。。。

新聞記事によると
16日朝、米ペンシルバニア州チャッズフォードの自宅で亡くなったそうです。
死因は老衰、91歳でした。
アメリカン・リアリズムの代表的画家として知られる彼は
故郷ペンシルベニア州やメーン州の風景とそこで暮らす人々をテーマに
哀愁あふれる作品で一世を風靡しました。
会えるわけでもないのに、やはり亡くなるというのは寂しいものです。

前回の1995年の展覧会の時も観に行きましたが
心に染みる作品が多かったのにも拘わらず
なぜか図録を買わずに帰ってきてしまったのは悔やまれます。
今回の展覧会、3月初旬まで行われていますが
時間を作り、しっかりワイエスさんの世界に浸ってきたいと思っています。


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by mame-nyanne | 2009-01-18 17:19 | 美術館・博物館めぐり

BRUNO MUNARI 


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ブルーノ・ムナーリ(1907-1998)は、絵本、グラフィックデザイン、プロダクトデザイン、彫刻など様々な分野で活躍したアーティストです。

実は彼のこと、名前くらいしか知らなかったのですが、ブログでお世話になっている「絵本の王国」のayumiさんや「MONO STYLE+」のnao-leeさんの影響で彼のことがずっと気になっていたのです。

愛知県刈谷市美術館で展覧会が開催されることを知り、ぜひ行きたいと思っていたのですが、なかなか日程が合わずどうしようかと迷っていたところ、ちょうどkiitosさんのところで暗闇に光るkiitosくんの「ネコの目ビーム写真」を見て、決心しました。1956年の絵本作品、「暗闇の夜に」に出てくる猫そっくりだったからです!
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そしてついに、展覧会に行って来ましたよ~。半透明のパラフィン紙を効果的に使い洗練されたデザインと色合いは、本当にお洒落♪ムナーリのフォークや68年の名作『きりのなかのサーカス』も興味深い作品。。。『木をかこう』『太陽をかこう』、子どもとの造形ワークショップなど子どもの造形教育に深く関わり、子どもの感性や創造性を刺激し育てることを実践した彼の作品、積み木や組み絵、ワイヤー入りサルのジジ等、大人も欲しくなるものも沢山ありました。


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すっかり影響された長女、その夜、私が疲れてうたた寝している間に、こんな作品を作っていましたよ^^                                                 

                                      ↓
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私も工作遊びがしたくて実はウズウズしています♪
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by mame-nyanne | 2008-10-20 23:28 | 美術館・博物館めぐり

週末の日帰り小旅行 その1 ~長浜~


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                                 Rene  Lalique
                                   (1869-1945)


味気ない、ごく普通の看板の「アールデコ」の文字に魅かれ、黒壁スクエアを通り過ぎ賑やかな街の中心を離れブラブラと歩くこと約15分。

成田美術館(滋賀県長浜市)。。。 ここは、20世紀初頭に活躍したアール・デコの巨匠、ルネ・ラリックの作品ばかり収蔵している、こぢんまりした私設美術館。ラリックは、1860年にフランスのシャンパーニュ地方に生まれた、ガラス工芸の巨匠です。 アール・デコの作品は、アール・ヌーヴォーの派手さが影を潜めて、落ち付いた感じがします。 

ちょうど開館10年記念特別展が開催されてまして、オパルセントガラスの素敵な作品が並んでいました。宝石のオパールに似た色合いのこのガラス、ブルーがかった乳白色の上品な輝きのなかに温かみのある赤色も手伝い、二色の不思議な色合いを帯びています。

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さて、照明を控えめにした落ち着いた展示室、この時の入館者は友人と私の二人で貸切状態。2階へ上がると、1925年に行われたパリ万国装飾美術博覧会(アール・デコ博)(1925年)に出品された噴水の装飾品の一部で、祈りを感じる美しい女性像が2体展示されていました。

他にもアレクサンドライトガラスという材質で、電球と蛍光灯の光で色が劇的に変化する、不思議な作品もありました。 蛍光灯だと青みがかった色で、白熱灯だと少し赤っぽい色になります。蛍光灯が発明されてから色の変化があることに気づいたとのこと。

展示を見終わると「お茶はいかがですか?」との声が。。。
丁寧に入れた美味しい緑茶と可愛らしい落雁をいただきながらソファにすわりゆっくと中庭を眺め、そして過去の展覧会の素晴らしい図録を眺めながら素敵な時間を過ごせました。

お気に入りの小さな美術館がまたひとつ増えました。

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by mame-nyanne | 2008-09-23 00:13 | 美術館・博物館めぐり

トプカプ宮殿の至宝展

先週のことですが・・・
トプカプ宮殿の至宝展に行ってきました(最終日の2月11日)

アラベスク模様は前から気に入っていましたが
今回の宝物も本当にデザインの優れているものが多く思わず見入ってしまいました。

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                 手鏡 手鏡は女性だけでなく男性にとっても生活必需品、 素材は黒檀、象牙、金、ルビー、トルコ石

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                 マフムート1世の花押入り文書

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                 ハマム(浴場)用サンダル  

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                 コーヒーカップホルダー

胡桃材貝の象嵌材が施されている出産用の椅子やゆりかご
4.9×4.25㎝推計262カラットもあるエメラルドや直径3cmのルビーが置かれているターバン飾り、コーランの写本や東洋からの磁器も本当に美しいものでした。

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                   儀式用カフタンの大胆なチューリップ柄  

チューリップ柄のものが結構多く疑問に思いましたが
発端はメフメット2世とも言われ(都市計画でチューリップを街路に植えさせ、トプカプ宮殿のために発注したことも記されている)後に国花的存在となり象芸美術のモチーフに頻繁に用いられたとのこと。


トルコといえば、数年前に新婚旅行でトルコを選んだ友人や、一昨年程前訪れた母の土産話を楽しんで聞いた覚えがあります。いつか訪ねてみたい国の一つです。図録(写真は図録から)も手に入れ、何度も眺めています。

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これは母からのお土産のマット♪帰宅後、改めてマジマジと見直しました^^
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by mame-nyanne | 2008-02-17 15:11 | 美術館・博物館めぐり

レンブラント版画展


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17世紀オランダの画家レンブラント・ファン・レイン(1606-1669)
光と闇を巧みに描いた油彩画でよく知られています。一方、彼は約300点に上る銅版画も残しており、ヨーロッパを代表するエッチングの巨匠でもあります。

全てモノクロの世界。。。ルーペを片手にレンブラントの世界に浸ることができました。
自画像が多いことで知られる彼の作品の中で、面白いと思ったのは
まるで俳優のように自分を登場させていること。

  物乞い・・・・《土塊に座る物乞い》1630年
  眉根に皺を寄せたキリスト信奉者のひとり・・・《十字架降架》1633年
  ルネサンスの君主・・・《石の手すりに寄りかかる自画像》1639年
              愛する妻がいて、大豪邸を購入、作品も多くの人に認められ、人生最高の時
  古代彫刻・・・・・・・・・・《物思いに沈む学者》1642年
              最愛の妻サスキアを若くして亡くした年。この年、有名な夜警を完成させている
  芸術家として素直に登場・・・《窓のそばで素描をする自画像》1648年

若い頃から認められ、結婚までは順調な人生だった彼は最初の妻を早く亡くします(4人の子のいち3人は幼少のうちに亡くしている)。
その後、乳母が愛人となりさらに若い家政婦が妊娠、愛人女性から婚約不履行で訴えられることに。
消費癖もあったようで、多額の借金を抱えやがて自己破産…
晩年は息子にも先立たれ困窮のうちに亡くなり共同墓地へ…まるで昼メロのような人生

自画像から彼の人生を垣間見ることができたような気がしました。技術も素晴らしいですが、
作品から感情が伝わってきました。

最愛の妻、サスキアを亡くした翌年完成したこの作品
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                  《三本の木》1643年 21.5×28.3㎝
オランダの田園風景をバックに手前には沼地で釣りをする人、農作業帰りの人、丘の上にはわずか4ミリだそうですが画家本人と思われる人物を見ることができます。 茂みの中に恋人もいます。

私はこの作品が一番気に入りました。

いつか、レンブラントハウス(彼が33歳の時手に入れ、自宅兼アトリエとして破産するまで20年間暮らしたという)を訪ねてみたい。

美術館に行くと、つい年表をしげしげと眺めてしまいます。
そして作品がどのような気持ちで作られたのだろう、といつのまにかタイムスリップしています。。。

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by mame-nyanne | 2007-11-15 13:38 | 美術館・博物館めぐり