ピアノ
YAMAHAでもKAWAIでもないHIROTAのピアノ
おそらく70年程前のものではないかと思われる。
夫の母が子供の頃に知人から譲り受けたというこのピアノ
嫁いだときは荷物置き場と化していて正直驚いた。
蓋の上に缶の跡も残っていてちょっと悲しかった。
ずっとピアノに触れない生活をしていた夫の母は
娘達が幼い頃、時々家に来てピアノを弾いてくれたこともあった。
娘達がピアノを習う頃、買い替えの話が出たけれど
なんとかリフォームして使いたいと思った。
調律師泣かせの弦。。。今にも切れそうだった。
そして、家を建て替える間の8ヶ月
ピアノは調律師さんに預かっていただき、大手術。
弦の総張替え、部品はドイツ製のもので代替できると。
ところが部品が合わなかった。結局一つ一つ外して修理。
色褪せた蓋も塗りなおしてもらい元のマホガニーが蘇った。
新居に生まれ変わったピアノが帰ってきたのが2年前。
古いピアノが毎日音を奏でられ嬉しそうに歌っているような気がする。
4年前に亡くなった母の楽譜と共に大切にしたいと思う。
ところで、実家に残してきた私のピアノ
弟夫婦や私達が帰省すると必ず皆ピアノ遊びをするけれど
高いレの音が出ない。いつかリフォームしたいと思いながらそのままで
申し訳ない気がする。。。
by mame-nyanne
| 2008-04-02 00:52
| 音楽